株を20年近く続けてきて、「これは買ってよかったな」と今でも思う株があります。
一方で、「あの株は売らずに持っておけばよかった」と、今でも思い出す株もあります。
振り返ってみると、株価が上がるかどうかだけではなく、「長く持てる株かどうか」が大事だったと感じています。
最初の頃に買った中国株
株を始めた頃、中国株をいくつか買ったことがあります。
当時読んでいた雑誌に、「10万円が1,000万円になる」といった内容が載っていて、それを見たことも長期投資を意識するきっかけの一つでした。
もちろん、本当にそうなると思って買ったわけではありません(笑)。
中国株にはリスクもあると思っていたので、最初に投資する金額を決めて、基本的には買い増しをしませんでした。
その中には、不動産会社の株もありました。
ところが、その株はかなり下がってしまいました。
それでも、まだ買った金額よりは上だったので、プラスのうちに売りました。
今考えると、この不動産会社の株については、売っておいてよかったと思っています。
一方で、中国株の中には今でも持っているものがあります。
こちらは、長く持っている間に配当金を受け取り続け、配当金だけで最初に投資した金額を回収することができました。
株価も買ったときより大きく上がっています。
ただ、こちらも途中で一度、車を買うために少し売ったことがあります。
なので、「20年間、一株も売らずに持っていた」というわけではありません。
それでも、残した分については、長く持ったことで今の結果につながっています。
優待を楽しめる株は持ち続けやすい
日本株では、生活圏に店舗があって、株主優待を実際の買い物で使える株を長く持ててよかったと思っています。
優待を受けながら、配当金ももらえる。
これが、長く持つうえでは結構大きいんですよね。
電化製品などの購入に使える優待券がもらえる株も、楽しみながら長く持つことができました。
優待券が届くと、
「今度は何を買おうかな」
と考えるのも楽しみの一つです。
こうした株は、株価が上がったから売る、下がったから慌てるというより、優待や配当をもらいながら、楽しんで持ち続けることができます。
過去20年の間には、大きな相場の下落もありました。
それでもこういった株を持ち続けることができたのは、株価だけを見ていたのではなく、配当や優待を実際の生活で楽しめていたからだと思います。
長く持てる株は、やっぱりいいなと感じます。

売ってしまって後悔している株
15年ほど前に、100株を11万円くらいで買った株がありました。
優待も良くて、楽しみながら持っていた株でした。
ところが、株価がかなり上がったので売ってしまいました。
当時はまだ投資資金も少なかったので、上がったところで売って、次の株を買いたいという気持ちもあったんだと思います。
そのときは仕方なかったと思っています。
でも、今振り返ると、
「あれは、そのまま持っておけばよかったな」
と思います(笑)。
仮に2011年ごろに約11万円で100株買って、そのまま現在まで持っていたとすると、現在の株価だけでも約46万円。
つまり、株価だけで約35万円の利益になっている計算です。
さらに、その間には配当金もあります。
2011年から2025年までの実績配当だけでも、100株で約5万7千円。2026年の予想配当まで含めると、約6万3千円になります。
単純計算では、株価の上昇と配当を合わせて、約41万円以上の利益相当になります。
※実際の購入時期や株価、税金などによって変わるため、あくまで概算です。
今でもこの株は欲しいと思っています。
でも、昔買ったときの約11万円という金額を覚えているので、今の株価を見ると、なかなか手が出ません(笑)。
売ってしまった株は、あとから買い直すのが意外と難しい。
これは、この株で実感しました。
プラスに戻ったところで売ってしまった投資信託
以前、インド・ベトナムの投資信託を買ったこともあります。
買ったあと、かなり下がってしまいました。
しばらく含み損の状態が続いたのですが、その後、少しずつ戻ってきて、ようやくプラスになりました。
そこで私は、
「やっとプラスになった」
と思って売ってしまいました。
そのときは、損をせずに売れたことでホッとしたんだと思います。
でも、今振り返ると、もう少し長く持っていてもよかったのかなと思います。
もちろん、その後も上がり続けたとは限りません。
だから、「売らなければ必ず儲かった」とは思っていません。
ただ、この経験から、
何を買うかだけではなく、買ったあとにどれだけ長く持てるかも大事なんだな。
と感じました。
20年前の自分に言いたいこと
株を始めた頃は、今ほど投資資金がありませんでした。
欲しい会社を何でも買えるわけではなく、限られた予算の中で選んでいました。
今の自分なら、当時の自分にこう言いたいです。
「予算内で買える会社の中から、10年、20年と長く持てそうな株を選んだほうがいいよ」
株価が上がりそうかどうかも大切です。
でも、それだけではなく、
・配当をもらえる
・優待を楽しめる
・実際の生活で使える
・株価が下がっても慌てずに持っていられる
そんな株を選ぶことも大切だったと思います。
20年続けて、今思うこと
20年近く株を続けてきて、大儲けできたわけではありません。
でも、大損したわけでもありません。
中国株の中には、売ってよかったと思う不動産会社の株もあります。
一方で、長く持ったことで、配当や株価の上昇を含めて良い結果につながった株もあります。
そして、売ってしまって、
「あの株は持っておけばよかったな」
と思う株もあります。
だから、今では「とにかく長く持てばいい」とは思っていません。
自分が10年、20年と持っていられる会社なのか。
そこを考えるようになりました。
配当や優待をもらいながら、その会社の商品やサービスを実際に使う。
株価が下がったときも、
「まあ、配当も優待もあるし、もう少し持っておこう」
と思える。
そんな株なら、長く付き合っていけます。
若い頃は「上がりそうな株」を探していました。
今は、
「下がっても慌てずに持っていられる株」
を探しています。
これが、20年近く株を続けてきて、自分なりにたどり着いた考え方です。
今日のほどほど一句
長く持つ 楽しみながら また待とう
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